2015年6月 #4
[☆☆☆☆☆]グリザイアの楽園 #10(最終話)「ブランエールの種VI」
最後が少々あっけなかったかな。ラストバトルはあんなもんでいいとして、エピローグのお気楽で笑えるノリのやりとりにもっと尺を割いてほしかったというか。とはいえ、とりあえず描くべきものは全部入っていたか。
まとめ。正直前作の『果実』は原作もアニメ版もそれほど楽しめなかったので、この続編も期待していなかったのだけど、予想に反してかなり楽しめた作品だった。最初から期待値のハードルが下がっていたのと、どうやら1クールにおさめるためにかなり省略しているようだけど、原作は未プレイなのでそのへんが気にならなかったのがプラスになったのかなと。荒唐無稽やご都合主義なところもそういう作品なのだと割り切って見れたし。満足。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
[☆☆☆☆☆]ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編 #48(最終話)「遥かなる旅路 さらば友よ」
承太郎が時間を止める力を身につけて一発逆転というのは燃えるのだけど、ジョースターの血統の長年の宿敵であったDIOとの決着があっさりなのはやはり残念。それにDIOの死体からの輸血でジョセフ復活はどう考えても無理があるけどこの作品に関しては今さらか。第四部の予告マダー?
まとめ。昨今のアニメ事情を考えれば消化し切れないだろうからアニメ化は不可能だろうと思われたところを見事アニメ化してくれて満足。ここで終わらず第四部、第五部、第六部へと続いてほしい。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
[☆☆]ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか #13(最終話)「眷族の物語(ファミリア・ミィス)」
きつい戦いのはずなのに全然犠牲はでないわ、神様やリリたちがバックアップとしてのんきに補給している余裕はあるわ、ラストアタックで急にみんなパワーアップするわ、素直に盛り上がれないラストバトルだった。
まとめ。神様の紐に強烈にひきつけられたけど、それ以外はあまり素直に楽しめない作品だったな。伏線などをいかした巧妙なストーリー展開に期待できる作品ではなく、感情論で盛り上げるタイプの作品で好みに合わなかった。原作は小説だからしっかり内心が描写されていて盛り上がるのかもしれないけど、アニメはそのへんの細かいところが見えてこないからなあ。作品によっては何らかの演出でそのへんをフォローしてたりもするけど、この作品はそういうフォローもなかったし。
[☆☆☆☆☆]Fate/stay night[Unlimited Blade Works] 2ndシーズン #25(最終話)「エピローグ」
壁! もっと壁をっ!!! ……ってな感じの最終話だった。桜さん、最後の最後で大敗北。まあ桜のターンは次のルートだから仕方ないね。慎二を看病している場面ではジャプニカ暗殺帳でも出てくるんじゃないかと思たよ。
まとめ。21話の感想でも書いたけど、やはりこの作品はアニメ向きじゃないなというのが正直な印象。バトルでことあるごとに舐めプして見逃したり、棒立ちになっておしゃべりしてテンポが悪いこと甚だしかったり。しかしそれが原作通りで、そのへんのやりとりも魅力の一つなんだから安易に削るわけにはいかずとタチが悪い。だからやはりこの作品はアニメで見るのではなく、テキスト型のゲームで楽しんだ方がいいのだろうなと。劇場版のHFルートはどうなるだろう。
[☆☆☆☆☆]俺物語!! #12「俺の偏差値」
そんなオチだろうなと予想していた通りのオチだったけど今回も安定して面白かった。
[☆☆☆☆☆]長門有希ちゃんの消失 #13「長門有希ちゃんの消失III」
どうにもならず「消失」するとは……。どちらか一方が失われるのではなく統合エンドで良かったやん。真面目な話、ゲーム好き長門の立場にしてみれば、気がついたら急に何日か過ぎていてすげー戸惑いそう。
[☆☆☆☆]響け!ユーフォニアム #12「わたしのユーフォニアム」
久美子が練習熱心になって個人的には魅力ダウンな印象。この手の向上心の強い熱血タイプは主にスポーツ系の部活ものではよく見かけるわけで、そんな中で主人公がさめた性格をしているってのがめずらしくて良かったのに、やはりこういう方向性になってしまうのかとちょっと残念。全体的にはなんだかんだで楽しめているけど。