蒼穹のファフナー #01〜15
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #01「楽園〜はじまり」
こうして見ると絵がずいぶん古いな。10年も経つと映像技術にこうも差ができるものか。展開の方も小説版や漫画版とはずいぶん違うな。アニメ本編ではこんな流れだったのか。一話目なのに主人公たる一騎の出番も少なめで、そりゃこれじゃあ何を考えてるのかよくわからないと言われるわ。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #02「告知〜いのち」
初戦はえらくあっさり終わってちょっとびっくり。第一話でも思ったことだけど、小説版や漫画版とはえらく違うのね。たしかにこれは小説版や漫画版の流れの方がわかりやすいわ。「ファフナーになる」ことが大事という設定のわりには、やはり「乗っている」という描かれ方だな。このへんはロボットアニメなんだからしかたないのかね。そして第二話にしてなんという濃厚な悲劇フラグ。二クールものなのに早くもファフナーに乗り続けることによる後遺症の伏線が出てきているし。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #03「迷宮〜しんじつ」
二戦目がいきなり飛んで出撃とはとばしているなあ。新国連とかロリ少女とか、そのへんの重要要素が出てくるのも思ったよりも早い。もっともその分、主人公たる一騎の掘り下げが足りてない気が。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆]蒼穹のファフナー #04「逃航〜ふなで」
なんだか戦闘がもっさりしている印象。勢いがないというか。あと急に一騎が人命を尊重する正義漢みたいになっていて違和感が。いや今までだってべつに冷血漢な印象だったわけじゃないけど、どこか冷めているような感じというかあまり熱血なところを見せるキャラではなかったと思うので。逆に甲洋の葛藤の見せ方は上手いな。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆]蒼穹のファフナー #06「翔空〜ぎせい」
翔子退場回なわけだけど正直ビミョー。話の流れが強引というか無理やり翔子死亡という結果に持ってこうとしているように見えて素直に盛り上がれないというか。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #08「確執〜こうよう」
先生は早くもぼろを出し始めているのね。とはいえ、もう8話目だし、早いともいえないか。溝口さんかっけー。さすが『EXODUS』でも活躍している頼れる大人。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #09「同化〜わかれ」
暗い。ひたすら暗いなあ。こうしてみると『EXODUS』って不穏な気配をただよわせつつも娯楽作品らしく面白おかしかったり熱かったりな展開をバランスよく散りばめてるのだなというのがよくわかる。で、この一期のころはまだそのへんのバランスとりがあまり上手くなかったと。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #10「分解〜すれちがい」
なんだか急に学園ものっぽい描写が。しかしこのころの子どもたちはのんきだなあ……と思ったけど、そういえばこのころはまだ外がどういう状況なのかよくわかっていないのか。一方、『EXODUS』ではすでに年少組たちもすっかり戦う覚悟を決めているぐらいなわけで。それがいいことなのやら悪いことなのやら。それにしてもこの時期の真矢さん、いろいろ察しが悪すぎじゃないですかね。例のなんとなくわかっちゃう能力はどうしたんだ。いろいろあって精神的にいっぱいいっぱいなんで洞察力が落ちていたのかな。一期のクールの節目はこういう展開を持ってきたか。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆☆]蒼穹のファフナー #12「不在〜あせり」
変性意識の設定がはじめて前面に出てきた回といった感じ。翔子や甲洋のときも知ったうえで見るとそれらしい描写があったのだけど、そうでないとわからなかっただろうからなあ。
[蒼穹のファフナー][☆☆☆]蒼穹のファフナー #13「侵蝕〜フェストゥム」
正直この状況で溝口が一騎を助けに行くのは甘過ぎじゃねという気がするし、感情論だけでものをいう真矢うぜえという気が。でも考えてみればまだ中学生なんだし仕方ないか。