2014年12月 #3

[蟲師][☆☆☆☆]蟲師続章 #20(最終話)「常の樹」

 てっきり大工としての自分の技術に自信があるあまり家族をはじめとする周囲との関わりをあまり大切にしない男が破滅へと突き進む話なのかと思ったら、意外といい話風味で終わってびっくり。TV放送最終話ということで後味のいい話で終わりたかったのかね。
 まとめ。二期前半のまとめでも書いたような気もするけど、やはり二期は一期とくらべてもの足りない印象だった。一期を見たときはもっと鮮烈な衝撃があった気がするのだけど、二期は悪くはないのだけどそこそこ止まりでしかない感じというか。まあ一期の印象が強すぎて二期のハードルが高くなってしまっているというのもあるのだろうけど。で、もう一エピソード劇場版か。なんというかこの作品はしんと静まり返った深夜に一人で見て、見終わった後は静かに余韻に浸るというのが似合う作品だと思うので、劇場版よりも特別編として一時間枠ぐらいで放送してほしかったけど、劇場のあの大きなスクリーンで見てみたい気がしないわけでもない。

[グリザイアの果実][☆☆☆☆]グリザイアの果実 #11「エンジェリック・ハゥルII」

 回想だけでまるまる一話使うとは。しかもまだ終わっていないし。つくづく天音ルートは尺の使い方が贅沢だな。

[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞][☆☆☆☆☆]クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 #11「竜の歌」

 シンフォギアだったのか、これ。というのはともかくとして、OPからしてドラゴン側にも人間体がいるのだろうと思っていたのだけど、今回の終わり方や次回予告から察するに薬が切れればノーマはドラゴンの姿になってしまうという線もありか? 邂逅時のよくわからんイメージ映像は前世なのか平行世界なのか何なのだろう。何にせよクールの節目を目前にしていよいよ話が広がってきたなあ。

[四月は君の嘘][☆☆☆☆]四月は君の嘘 #11「命の灯」

 公生とかをりがいい雰囲気過ぎて「友達(=渡)のことが好きな女の子」とか言われても、え、その設定まだ有効なの? ぐらいにしか思えないわけだが。まあそれはそれとして今回の最後いい終わり方だったな。公生の心情描写と挿入歌が重なって盛り上がるし、挿入歌そのものもいい曲だし、それでいて最後のかをりの独白が強い不安を残してとても印象的。

[Gのレコンギスタ][☆☆☆]Gのレコンギスタ #13「月から来た者」

 宇宙からやってきた謎の勢力ということでもっと不気味な存在かと思ったら、なんということのない普通の人間の一勢力って感じでしかなくて拍子抜け。というか、どうも作中の様子からすると謎の勢力ってわけでもなかったのか。

[SHIROBAKO][☆☆☆☆☆]SHIROBAKO #11「原画売りの少女」

 面接のシーンがグサグサとトラウマを刺激されますね。まああの程度ならまだまだぬるい方だと思うが。矢野さんは前回意味ありげな様子だと思ったらこういう事情だったか。

[神撃のバハムート GENESIS][☆☆☆☆☆]神撃のバハムート GENESIS #10「Helheim, Land of Lies」

 アザゼルさんすっかりギャグキャラになっちゃって(笑) 悪堕ちしたジャンヌは最終決戦にどういう形で関わってくるのか気になる。

[Fate][☆☆☆☆☆]Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #11「来訪者は軽やかに」

 アーチャールートやなあ。要所要所で士郎とアーチャーのやりとりが入ってくる。いやまあ、凛も十分可愛いけどさ。EDの入り方はやはり本編ラストにかぶせるように曲が流れ始めるのがいいねえ。毎回そうってわけじゃないようだけど、そのへんは本編ラストの流れと合うかどうかで調整しているのだろうか。

[結城友奈は勇者である][☆☆☆]結城友奈は勇者である #11「情熱」

 内輪もめしているだけという印象でしかなくて前回から話が進んでいないなあ。絶望的な状況だからもういっそみんなで一緒に滅びちゃえという東郷の考え方は共感しづらいし(ましてそうやって起こした自分の行動の結果によって本来守りたかったはずの友人たちを傷つける流れになっているわけで)、友奈の唐突な変身不能状態は露骨に話の展開の都合を感じるし、夏凜の満開連発もとりあえず悲惨な方向にしましたって感じで安直な印象。残り一話、最終的にどうまとめるのだろう。