ココロコネクト #06「気づいた時にはまた始まっていたという話」

 前回に引き続き今回もふうせんかずらの存在が便利過ぎて微妙。こんなやつがいたらどうとでも作者の好きに話を動かせてしまうじゃねえかと思えてしまう。まあ作者の好きに動かせようとそうでなかろうと、最終的に読者にうける話にできるかどうかが問題になるのであり、実際のところ人気のあるシリーズのようだからふうせんかずらの存在はそれほど問題ではないのだろうけど、個人的にはこういう万能タイプがお手軽かつ都合よく物語を動かすのはあまり好きじゃないんだよなぁ。ふうせんかずらが好みのキャラクターなら話はまた別なんだけど、ぼーっとした棒読み口調ってだけで、これといった個性や魅力も感じられないし。日常描写は面白くて好きなので最終的に心のお悩み解決ものにするにしても、人格入れ替わりとか欲望開放などといった超常現象的な要素なしの青春ものにしてくれた方が自分の好みにはあっていた気が。