Angel Beats! #10「Goodbye Days」

 露骨にユイ消滅回っぽかったから逆に日向みたいにフラグブレイクして生き残るのかと思っていたので、マジで退場してしまったのにびっくり。生前の悔いをなくしてあらたな世界に旅立つように、という音無の考えはわからないでもないが、なんだかとりあえず願いを叶えて無理にでも退場させようとしているみたいに見えてしまって、それは違うんじゃないかという違和感が。それに日向が急にユイと結婚すると言い出すあたりも違和感。そりゃ今まで仲良さそうに見える描写はあったけど、それが恋愛的なものかというと首を傾げる程度の描写でしかなく、まして身体が動かない相手と一生添い遂げるほどのものかとなるとなおさらなわけで。まあそれでも最後の演出はなかなか力が入っていたと思うが。あいかわらず演出と音楽頼みな展開だなぁ。
 ただ、ちょっと良かったなと思うのは、ユイが母親のことを気にかけていたのがうかがえる描写があったことか。バンド、プロレス、サッカー、野球、結婚など、あれこれいろいろな夢を持っていたユイだけど、多分ずっと自分が迷惑をかけていた(とユイは思っていた)母親のことが気になっていて、それを結婚してやると宣言した日向が「楽にしてあげてね」というユイの言葉に「まかせておけ」と請け負ったからこそ、全ての悔いがなくなったのだろうし。