CANAAN #10「想執」

 元CIAのあんちゃんは意外とつまらん死に様だったな。贖罪のためと意気込んできたくせに敵にあっさりとつかまったあげく、同志討ちの材料に使われるとはマヌケ過ぎる。おまけに死ぬ寸前も愛していると言ってくれって、自分の声のせいで死に追いやってしまうハッコーの気持ちも考えてやれよというか。それとよくわからないのがハッコーの声の効力。そんな何秒か聞かせたぐらいで死に追いやってしまうものなのか? 前にどこぞの野外コンサートのとき、数秒歌っても周りの観衆に死者は出ていなかったと思うのだけど。