ロケットガール 第5話

 ついにロケット打ち上げへ……と盛り上がるべき回なんだけど、もともと主人公は宇宙へ行きたいという強い願いを持っていたわけではなく単に父親探しの交換条件という状況に流されて引き受けたに過ぎず、その後の訓練生活の中で宇宙への強い関心が芽生えたわけでもなく(少なくとも作中でそういう描写はなかった)、ロケット製造の技術的な苦労にしてもあまり描かれていないのであまり盛り上がらなくてがっかり。それにロケット発射の最後の一押しが小娘のわがままなどという流れで萎えたし。最後のオチも娘の乗っていたロケットだとは知らず「呪いをかけてもかまわないよな」などと言っている父親の姿というのは印象が悪くて何も面白くない趣味の悪いオチにしか思えなかった。