ロケットガール

第2話

 謎の失踪を遂げた父親にはどんな秘密があるのかと思えば、単に現地部族が気にいってそちらの方になじんでしまっただけとは。ゆかりが「パイロットの役目を果たせば一緒に日本に帰る」といういかにも誤魔化し臭い父親の言葉にあっさり従ってしまうのも変な気が。まあいろいろあって混乱しててとりあえず落ち着きたかったのかもしれないが。

第3話

 前回から早くも一ヶ月が過ぎているのに驚いた。ゆかりは夏休みを利用してやってきていたはずだけど学校はどうするのだろう? 軽量ロケットのために体重が軽い女子高生パイロットが望ましいのは道理だが、当然ど素人の女子高生にいかに宇宙飛行士としての技能を身につけさせるかという問題が立ちはだかるわけで、そのへんをどうクリアするかに注目していたのだけど、たいした問題もなくあっさり1ヶ月が過ぎている様子から察するに、そのへんはもう話の都合ということでいっそ潔いまでにあっさりスルーするらしいとわかって残念。まあそうとわかればそうと割り切って見られるけど。
 終盤は夜の海辺で月を背景に夢語りをしていて一見いい場面に思えるけど、要するに自分の果たせなかった望みを他人に押しつけているただのエゴだよなあ、なんてミもフタもないことを考えていたから、あっさりゆかりたちがその言葉に影響されて積極的に宇宙を目指すようになるのも「雰囲気に流されすぎじゃねえ?」ぐらいにしか思えなかった。
 とりあえず3話まで見てみたわけだけど、ストーリーや登場人物や設定に特に魅力を感じられる部分はなく、ただノリがいいので見続けてもいっかという感じの作品だな。