デュエルセイヴァー ジャスティス

デュエルセイヴァー ジャスティス 初回版

デュエルセイヴァー ジャスティス 初回版

  • シナリオは王道でご都合主義だが基本的に明るく楽しく肩の力を抜いて楽しめた。
  • エロイベントも「試合で勝った方の言うことを無条件に聞かなければならない」という設定があるため、けっこうこまめに発生。ヒロインのパンツが見えているイベント絵が多いのもいかにもエロゲーらしくて良(笑) 
  • 反面期待していた戦闘パートは思ったよりも単調でがっかり。左右にしか動けないし、何かのミッションをこなすとかアイテムを拾ったりとかはなく、ただ敵を倒すだけだし。キーボードでプレイしたけど、ほとんど余裕でクリアできたし。まあ、主人公ばっかり使ってたのでレベルが上がったのも大きいだろうけど。サバイバルモードも200戦ぐらいまでは楽しめたけど、ポイントがたまって全キャラ選べるようになったらもうやる気がなくなったし。
  • 一周目、ベリオ。巨乳眼鏡委員長プリーストと考えてみればいろいろな属性が付加されているのだけど、ぶっちゃけ可もなく不可もなしなどうでもいいヒロイン。終盤、実は非処女という設定が明かされるので一部の層からは嫌われやすいのではないかと。
  • 二周目、カエデ。あまり好きじゃないタイプのヒロイン一号。ただでさえヒロインに魅力が感じられないのにシナリオがベリオルートとほとんど同じ内容でつらかった。しかも既読スキップがきかないし。未読スキップ不可に設定してたらキーボードによる手動のスキップもできないし。ベリオルートと対をなす微妙な違いはそこそこ良かったけどね(最後ベリオルートではもとの世界に戻るのに対し、カエデルートでは学園長の逆召喚を察しアヴァターに残るとか)。
  • 三周目、リコ。ロリ、口数少ない、表情変化に乏しい、とそろっていて全ヒロインの中でもトップクラスのお気に入りになるかと思ったが、終わってみればそれほどでもなかった。もちろん嫌いじゃないし、どちらかといえば気に入っている方だけど。対となるイムニティも仲間にできてほしかったなあ。
  • 四周目、ナナシ。カエデと同じくあまり好きじゃないタイプのヒロイン二号……と思っていたら終盤で急激に評価上昇。でもキャラ変わり過ぎでこれじゃあほとんど別人じゃねーか(笑) ナナシ萌えというよりルビナス萌えだよなあ。
  • 五周目、リリィ。まさかここまで良質かつ正統派のツンデレヒロインにお目にかかれるとは。ぶっちぎりでお気に入りのヒロイン。はっきり言ってこの作品リリィさえいればあとはいらねーやってぐらい(笑) あーもう、お持ち帰りしてー。ここまで萌えたヒロインはひさびさ。
  • 六周目、未亜。某所ではキモウトとも呼ばれ嫌われているけど、どれほどのものかと思えば……ヒロインの未亜は視野が狭くてストーカーみたいな感じだし(薬を使って寝込みを襲うわ、直接手を下さないにせよ、見殺しにしてライバルのヒロインを排除しようとするわ)、シナリオも後味悪い内容だわで(セルとは敵対するし、このシナリオに限って主人公が仲間を信用せず暴走するし)こりゃあ嫌われるわけだと心から納得。無印版ではこれが最終シナリオだったというのだからなおさら。蛇足だが「ヒロインにあまり魅力が感じられず」「後味悪いストーリーで」「強制的に最終ルート」という点で某作に似ているなという気が(笑)
  • 七周目、ハーレムルート。ひたすら大河ばっか使ってたから他のキャラ使わねばならなくなると苦労しまくったが、新しい展開があって楽しめたし、未亜ルートの後味の悪さを払拭するまさに最終ルートにふさわしい良シナリオだったと思う。思うのだが……嫌な面が見えちまったよ……。ダウニーの掘り下げとか、終盤でベリオやカエデのそれぞれ因縁の敵との対決とか、召喚器の正体とか、何故唯一大河が男なのに救世主に選ばれたかの理由とか、どうみてもこのルートって最初から入っているべきルートだよなあ。つまり最初から完全版を出すことが決まっていたとしか思えないわけで……