シャイニングウィザード ハルマゲドンバスター!

サブタイトルに旧タイトルが使われていて意味ありげだなと思っていたらこれがシリーズ最終巻でびっくり。内容の方はといえばなんとも強引に詰め込んだ駆け足の終わり方だなあ……。そろそろこのシリーズも切ろうかと思っていたところなのでこれで終わりなのはある意味ありがたいといえなくもないが、思えばこの作者の作品を集めるようになったきっかけはこのシリーズ(正確には旧シリーズの一巻目)の一巻目なんだよなあ……と思い出したらこんな終わり方になってしまったのは残念な気が。あとがきの冒頭で初期構想が書かれているけどこれはこれでなかなか面白そう。少しずつ才能を開花させて成長していく善ノ介とか、育ての親として慣れ親しんだ存在としてのサクラではなく、出会って行動を共にするようになった座敷童子としてのサクラとの触れ合いとか読んでみたかった。