あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 #11(最終話)「あの夏に咲く花」

 うむ、いい最終話だった。花火でめんまが成仏しなかったことによってそれぞれが抱えていた思いが明らかに。あなるやゆきあつはすでにわかっていたけど、つるこやぽっぽはこんな思いを抱えていたわけね。おかげでAパートのドロドロっぷりがすごかった。しかしそうやって互いに想いをぶちまけあったことで、今までになくひとつにまとまることに。しかしめんまに残された時間はもはや残り少なく……と一気にクライマックスらしい展開に持っていって実にお見事。今までは唯一めんまのことが見えていたじんたんにも見えなくなり、そして最後の最後で他のメンバーにも見えるようになったのもここできたかと感心た。ベタだけど美しい流れだった。
 まとめ。正直なところここに至るまで少々迷走気味な印象で、最後も消化不良な終わり方になって、一話目がピークだったねなんてことになるのではないかと思っていたのだけど、見事にまとまっていた素晴らしかった。最高の終わり方ができた作品だったかと。スタッフの皆様、お疲れ様でした。