STAR DRIVER 輝きのタクト #25（最終話）「僕たちのアプリボワゼ」

　きっちり決着をつけたのはけっこうだけど、やはり駆け足な最終話だった。2クールで足りないなら4クールやってもよかったのではないかと。とりあえずヘッドがすでにカタシロのシルシを手に入れていたのに何故かやたらとシンゴのシルシにこだわっていた理由については納得。このためにどうしてもレシュバルではなくシンパシーの方が必要だったわけね。スガタは……ザメクの封印という目的はわからないでもないが、やはり最後はスガタとタクトの対決が見たかったな。スガタの犠牲の上に成り立つザメク封印に納得できず、あえて封印を解きザメクを破壊するというのは燃える展開なのだけど、ザメクの破壊が時間がないせいかあっさりいき過ぎて拍子抜けしてしまう。それにザメク破壊後のその後の日常も描いてほしかった。
　まとめ。最初はネタアニメ的な感覚で見ていたのだけど、途中からはストーリー的にもしっかり楽しめてとても盛り上がった。先述の通り尺が足りなくなったのか駆け足的な結末になってしまったのは残念だが、それでも一応ちゃんと決着をつけてくれたのは好印象だった。スタッフの皆様、お疲れ様でした。半年間楽しませていただきました。