戦う司書 The Book of Bantorra #19「阿呆と虚空と踊る人形」

 ヴォルケンの死はずいぶんあっさりで一見報われない死に思えるけど、「肉」と呼ばれた人々の思いを知り、オリビアを助けたことで「肉」が記憶を取り戻すという結果が生まれたのだから、はからずも彼が信じた「武装司書の正義」を果たすことができたのではないかと。他にもオリビアに憧れた「肉」と呼ばれていた男とかシャーロットとかベンド=ルガーとか、それぞれの人々が抱えていた思いが描かれていて良い回だった。