夏目友人帳 #01「猫と友人帳」

 原作未読。まあまあ面白かった。主人公とにゃんこ先生の関係のせいか、『うしおととら』をぬるくしたような印象。一見恐ろしそうに見える妖怪たちだけど、肉弾戦で余裕で撃破できるのが笑えるというか。一見ちょっと切ない風味のいい話のように見えるけど、ばあさんが勝手に妖怪の名を奪って放置しっぱなしのせいでつらい思いをさせていたというのが何ともすっきりしないなあ。「ばあさんは名を奪ったけど強制的に使役するつもりなんてなかったんだ。だから呼ぼうとしなかった。でもあんたの名が近くにあっただけで、きっとばあさんは慰められていたはずだ」ぐらいのフォローを入れればいいのに。