灼眼のシャナII-Second- #24（最終話）「守るべきもの」

　予想通り駆け足過ぎであっさり風味な最終話に。前半の近衛史菜の伏線も情が移って最後の攻撃をためらってしまうという芸のない使われ方だったし。これならVSサブラク戦の方がよっぽど最終回らしかったなあ。最後の場面はどう解釈するべきだろう。シャナが笑顔になったところからして順当に考えればシャナを選んだということなんだろうけど、悠二の足跡らしきものが途中で途切れているのが気になるところ。ひょっとして途中で……？　そう考えると最後の悠二のモノローグもどちらともとれるようなものだし。
　まとめ。前半はいまいちだったが後半はまあまあ。というか正直1クール目はいらなかった気が。これなら2クールかけずに1クールでやっても良かったのでは。まあいろいろ大人の事情でそういうわけにもいかなかったのかもしれないけど。作画や演出も良好で力が入っているのはわかっただけに、ストーリー全体でのバランスが悪いのが惜しい作品だった。