H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜 #05「神楽」

 正直今回はいまいち。主人公が八方美人なのが気に入らないという意見は今までもあったが、主人公はべつにひなたやゆいたちと敵対したいわけではないのだからこれくらいでもべつにかまわないと思っていたのだけど、なすすべもなくひなたに引っぱられて流されていく今回の主人公のはっきりしない態度にはさすがにちょっといらいらしてしまった。ようやく決断して行動を起こしたかと思ったら、またひなたをはやみのところに強引にひっぱっていくだけだし。ひなただってはやみに対する態度は不本意であって、でも爺さんをはじめとする周りの圧力でそうせざるをえなくなっているのだから、そっちをどうにかする方法を考えようよ。まあ中学生の男の子一人にできることなんて限られているから、あくまでできる範囲で対応したということなのかもしれないけど。はやみとひなたの和解もあっさりし過ぎで重要な展開だろうに盛り上がらなかった。はやみの方もひなたが苦しい立場だったということは十分承知していたということなのかもしれないけど、これだけはやみの村八分問題を前面に出して進めてきたのだからもうちょっと深く描いてほしかった。