D.C.II〜ダ・カーポII〜 #12「心の架け橋」

 美夏が身をていして委員長の弟を助けたことによって、いきなり周囲の連中は手のひらを返して美夏のことを受け入れるようになるなどという展開には呆れたものの、ようやっとくそ鬱陶しい展開も終わり、もう最終回のような雰囲気になったことに喜んでいたのに、まだ続くのか……。前々から疑問に思っていたのだけど、無理してまで美夏を学校に通わせなければならない理由がどこに? 天枷研究所の関係者であり、年長者ということで本来なら一番美夏の力になるべき立場だろうに、何の役にも立たず、悪い事実を告げることしかしていなくて、しかもそのことに対して悔しいと思っている様子すらなさそうな水越先生はただの無能ですな。小恋は義之に別れを告げたが、そもそもこいつら付き合っていたっけ? と疑問に思いそうなくらい恋人として積み上げた時間がないよなあ。普通に別れた方がいいんじゃねえのと肯定できてしまうあたり、やはりこの作品は失敗作としか思えん。最後は美夏の問題をどうにかして、義之の方から小恋につきあってほしいと告白して終わりになると予想。