魔法少女リリカルなのはStrikerS 第20話

 これまでもやたらと説明的な台詞が多い作品だとは思っていたが、今回開き直ったかのようにスカリエッティが解説しているのにはもはや笑うしかない。作中で語られている通り、これまで何度も訓練シーンをくりかえしてきたわけだが、そのわりにはそんなすごい訓練を乗り越えてきたというふうには感じられないんだよな。こうして考えると修行→パワーアップというワンパターンな展開なのに見事成立させていた『ドラゴンボール』はやはり偉大だったと思うわけで。シリーズ当初から疑問視されてきたパワーリミット設定にしたって、最終決戦を前に順当に解除で何の盛り上がりにもならないし。こうして最終決戦を前に今までを振り返ってみると、どうしても今までの積み重ね方が間違っていたという印象が強い。思うに世代交代展開はやはり難しいのだから、あくまでなのはを主役にし、謎のロストロギアの力のせいで子どもの姿に戻っちゃったという、身体は子ども、根性と魔力は大人(笑) なコナン状態にすれば二期の終わり方に反さず、それでいてヨウジョスキーな視聴者層の需要にも完全に応えられて良かったのではないかと(笑)