ひぐらしのなく頃に解 第6話

 皆殺し編開始。今回は今までの全ての惨劇を知っている梨花視点から語られることに。今までの描写やネットでのネタバレ情報から梨花が今までの惨劇をおぼえているというのはある程度知っていたのだけど、本編でこれだけはっきり梨花が全ての惨劇を知っていることを明示されたのはこれが初めてかな。よくわからないのだけど、ひぐらし世界全体が何度もループしている? それとも梨花だけが死後パラレルワールドに流れ着いている? 暇潰し編の後半では雛見沢大災害後の赤坂や大石が描かれていたし、このアニメ第2期でも1話目に大人になったレナが登場していたわけだし、アニメではカットされていたけど祟殺し編でも大災害後の圭一の描写なんてのもあったことからすると、やはり他の連中はそのままその世界で生き続けて(あるいは死んで)、梨花だけが死後パラレルワールドに移動しているということなのか?
 今までは出てこなかった謎の幽霊っぽい存在・羽入登場。羽入への嫌がらせに梨花が辛いものを食べたりするシーンがなかなか面白い。肉体と感覚を共有していて嫌がらせに相手の苦手なものを口にするというと『銀盤カレイドスコープ』を思い出すなあ(笑) 「ぼく」という一人称や「〜ですよ」と語尾につける羽入の口調が穏やかモードの梨花と一緒だったり、羽入に対する梨花の口調が怖い時の別人格モードと同じであることから察するに、羽入に対する梨花の口調が本来の話し方で、穏やかモードの時は羽入の口調をマネして猫かぶっているということかなのかね?
 綿流し編目明し編)と同じような流れになりかけながらも、違った行動を見せる圭一。遊びをカルタから別のものに変えるのは梨花の沈んだ様子が気になったからだとわかるが、人形をレナでなく魅音に渡そうとするのは特に理由もなく起こった変化に見えて、運命は変えられるということを示すためだけの都合のいい流れに見えてしまったな。それとも圭一にもはっきりとは思い出せないけど今までの惨劇の記憶が残っていて、それが無意識のうちにああいう行動として出たということなんだろうか。