ロケットガール 第6話

 宇宙での危機的状況に対する緊張感はなかなか良かったので持ち直したかと期待したのだけど、それまでろくに有人ロケットの打ち上げ実績もなかったのに、いきなり大きく当初の予定を外れた軌道にある1号を2号で助けに行ったり、期待されていた外部の手助けは得られないとわかるや場当たり的にひとつのロケットにふたりで乗ることにしてあっさり帰還に成功するというのはどうかと。ロケットの打ち上げに至るまでの経緯もそうだけど、どんな困難に直面してもたいして苦労する様子もなく予定調和的に助かるから全然盛り上がりがない。あげくのはてに着陸した先が日本の学校のプールという最後のオチはどうしようもなく萎えた。女子高生がパイロットに、という設定に関してはもうそういうものだと割り切ったが、いくらなんでもこんなふざけたオチは勘弁してほしい。もっと本格SFに重点を置くか、ギャグにしてはっちゃけるか、どちらかにした方がいいと思うのだけどな。そろそろ新番組も始まることだし、ここでもう切り捨て。