コードギアス 反逆のルルーシュ 

第13話

 新OP・EDに変わったわけだが、前の映像と新画像の組み合わせはやめてほしい……。つぎはぎ感や手抜き感が強くてどうも印象が悪いんだよな。曲もEDはともかくOPは前の方が良かった。
 C.C.の言う通り今さら迷うなんて甘いのだけど、こうやって苦悩しながらも鉄の意志で突き進むという流れの方が燃えるのでこれはこれで良かった。もっとも苦悩した後の結論が「犠牲を無駄にしないためにも〜」というありがちな理屈だったのには少々ガッカリだが。スザクはさすがにちょっと鬱陶しくなってきたかな。ゼロに対して「お前のやり方じゃ何も変えられない!」と批判するだけで、結局自分は軍に従属しているだけなんだからなあ。今回だって下手すりゃ残党を皆殺しにするはめになっていたわけだし。それに容赦なくゼロを倒そうとしているようだけど、一度は助けられたことをおぼえていないのか。あとルルーシュもいいかげんランスロット対策を考えようよ。

第14話

 もう一人のギアス能力者マオ登場。しかしC.C.に執着しているただの根性悪にしか見えず、魅力の感じられない敵役で残念。シャーリーの記憶をギアスで封じてさよならオチは予想したパターンのひとつだったが、ルルーシュのことを忘れてしまうくらい記憶を封じてしまったら、同じ学園に在籍していて同じ生徒会に所属しているのだから何かとマズイのでは? ともあれこれでシャーリーはほぼ間違いなく物語の本筋に関わってこなくなるんだろうなあ。父親を亡くした悲しみまでは忘れていないだろうけど、人を撃ったこともゼロの正体も忘れ平穏な日常にもどっていくシャーリーと、大切な友人を失いながらも正体を知られる危険(ヴィレッタ)と新たな敵(マオ)という厄介ごとを抱えた謀略と闘争の日々に戻っていくルルーシュ。あまりに違うふたりの道が悲しい。もっともルルーシュがゼロとして活動を始める前であったとしても元ブリタニア皇位継承者という出自であり、平凡に進学して就職してという将来はおそらく望めなかったであろうことを考えれば、やはりもともと住む世界が違ったということなのか。

第15話

 三下っぽいキャラだなあとは思っていたがマオが早くも脱落とは驚いた。結局このマオ関連のエピソードでやりたかったのはギアスを持った者のマイナスの末路とルルーシュとC.C.の関係性強化だったのかな。ルルーシュのかつての強敵としてナナリーの口から語られたなんちゃら兄様はやはり今後強敵として登場するのだろうか。見合いのことをルルーシュに話す生徒会長の様子から察するに会長もルルにホレている? 案の定すっかりルルのことを忘れて不審な態度に思われるシャーリーのことを「喧嘩していて他人プレイ中」で済ませるとはすごい力技だ(笑)