桜蘭高校ホスト部 

第24話

鏡夜と環の出会い編。いつぞやの環が鏡夜にホスト部立ち上げを宣言しているのがコタツに入りながらだったのにはこんな流れがあったのね。双子のエピソードの時もそうだったけど、こうして見てみると普段はおバカさんにしか見えない環が、ホスト部においていかに重要な位置を占めているかがよくわかって驚かされる。残念なのは他のメンバーに対するような影響力をハルヒに対しては発揮できないところか。過去エピソードの中ではともかく、現在ではあまりいいところを見せることがないしなあ。鏡夜の内面を最初から額縁におさまったキャンバスに描く絵として表したのもとても上手い表現だった。

第25話

最終回直前ということを意識し過ぎて話が薄っぺらくなってしまっている気が。もともとストーリーはそれほどたいしたものではないけどテンポが良くて楽しめた作品なのに、今回は最終回前の準備段階ということで深刻な雰囲気にするためギャグも押さえ気味だし。最終回ではいつものホスト部らしい話が見れることを期待。

第26話(最終話)

残念ながらイマイチな最終話だった。ホスト部解散の危機に追い込まれ、最後は追いかけて説得とはあまりに芸がない。それに勝手なイメージかもしれないけど、環は部員たちが本音の部分ではホスト部のことをどう思っているかを間違えるようなキャラではないと思うのだけどなあ。
まとめ。どうもストーリーの弱さを感じさせたのが残念だったが、ノリは面白かったし演出が良い作品だった。お気に入りは第一話「今日から君はホストだ」、第二話「高校生ホストのお仕事」、第五話「双子ケンカする」、第二十話「双子があけた扉」、第二十四話「そして鏡夜は出会った」。