機動戦士ガンダムSEED DESTINY 最終話

詰め込み過ぎでしかもそれでも消化しきれていないとか、主人公補正で都合よく簡単に勝てたり説得に成功し過ぎだとか、いかにデスティニープランは民衆にすぐには受け入れない様子だったとはいえ、仮にも議長は戦争責任者のロゴスを討ち果たした功労者という立場であり、それに対してオーブはロゴスのトップをかくまっていたという問題があるのに、オーブを撃ちそうだからといって議長を抹殺しておいて世論は問題ないのだろうかとか、元・主人公のシンは最後まで成長しませんでしたね(笑) とか、再び世界が混迷におちいった時どうするつもりだという議長の問いに対するキラの答えが「ぼくは戦う」って、そもそも争いを起こさないようにするのが最も重要なのであって、争いが起こっても自分が戦って何とかするなんて答えじゃ駄目じゃんとか、ツッコミどころはいろいろあるけれどいい最終回だった。何がいいって「もうこれで終わり」ってのが素晴らしい(笑) シリーズ全体を振り返ってのまとめとして問題点は多々あるけど、登場人物の行動に視聴者側が納得できないというのが最大の問題点だったかと。シンの行動、アスランの行動、カガリの行動、キラ&ラクスの行動、どれもどうしてそんなことするの? ってのが多過ぎて、登場人物たちが苦悩したり、必死になって何かを訴えても薄っぺらに感じて白けるだけだったし。