機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第21話

  • 挿入歌まで入れてがんばって盛り上げようとしているのはわかるが、主人公と敵側にいるヒロインが邂逅する(出会うだけなら第1話ですでに出会っているのだけど、二人ともおぼえていないだろうし)重要なエピソードとしては正直いまいちな内容だったなと。まず第一に休暇中にシンがドライブに出た先で、偶然にも人気のまったくない場所に一人でいるステラと出会うというのはちょっと強引過ぎるしドラマ性が足りない。そして以前から予想していたことだが、やはり精神状態が不安定過ぎるステラはヒロインとしての魅力が欠けている。そのため主人公とヒロインの恋愛を素直に楽しめないんだよな。というか、ステラはあんな感じだから、実はステラは死んだはずのシンの妹でしたというパターンで(*1)、二人の関係は恋人というより兄妹みたいな感じになるかという予想もあったのだが、やはりそういう方向には向かわないのか。
  • (*1)常識的に考えればあの状況でシンの妹が助かるはずはないのだけど、まあなんといってもこの作品のことだから(笑)そういうのもありかなと。実際キラやバルトフェルド(そしておそらくフラガも)だってあんな状況からきっちり生き残っているわけだし。両腕がそろっているのは医療技術の発達による再生手術が可能になったか見た目ではわからない義手なのか(バルトフェルドの義手は見た目ではわからなかったし)、髪の色が違うのは強化人間になる改造を受けたときの何らかの影響、「死」というキーワードに過剰に反応するのは実際一度死にかけたことがあるから、と考えれば納得できなくもないし。
  • あとアスランの受け答えが冴えないのもいかがなものかと。ミーアやルナマリアといった女性陣に対して上手く立ちまわれないのはアスランが奥手さゆえだからいいとして(笑)、初対面とはいえ同僚のハイネに対しても受け答えがハッキリしないというのはマズイのではなかろうか。
  • ステラが渡したもの、シンがステラの足に巻いたハンカチがシンデレラのガラスの靴になるのかな。