ハウルの動く城

平日だというのに人が多かった(観終わった後で今日は女性デーだと気づいた……)。結局最後列右端で観ることに。ガラにもなく公開されて間もない映画なんて観ようと思ったのは失敗かと思ったが、実際始まってみるとけっこう普通に観れて良かった。
男性も女性もいて(さすがに女性デーだけあって女性の方が多かったが)親子や制服姿の学生など、観客の幅が広いあたりはさすが宮崎アニメという感じ。映画ってものによってはカップルばっかで同性同士とか一人だと気まずいなんて場合もあるので、客層が幅広いのはありがたかったり。
面白いところ、笑う場面とかは老若男女問わず劇場全体から同じような反応があって驚き。性別年齢を問わず面白いと思える場面があるというのはお見事。
とまあ、前半は良かったのだが後半の流れはいまいち意味がわかりづらいというか。「ソフィーとハウルの恋愛」「呪いをとく」「国同士の戦争」のいずれかに焦点をしぼった方が良かったのではという気が。主軸がどれかハッキリしないから作品全体を通しての決着がきっちりついていない印象を受けてしまった。話の進め方を誤った作品といった感じ。原作ではどう描かれているのか気になるから今度機会があればちょっと読んでみるかね。
ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)