凪のあすから #26(最終話)「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。〜Earth color of a calm」

 それなりに無難にまとまっているとは思うけど、ポエムと雰囲気で少々強引にまとめたって感じだなあ。登場人物たちのその後がどうなったのか見てみたい気がするが、そのへんを描いてしまうと蛇足かもしれないし、やはり想像におまかせしますの方がいいのかね。
 まとめ。シリーズ全体を貫く本筋のストーリーはやや弱さや強引さを感じてもの足りない面もあったが、毎回登場人物たちの揺れる心情を丁寧に描いた良作だった。当初はもっとドロドロうじうじした展開になるのではという心配もあったのだけどそんなことなく、陰湿な問題になりそうな流れはすぐに解消して気持ちよく見れたのも好印象。そして背景美術や音楽がとても良くて物語の雰囲気を上手く彩ってくれていた。スタッフの皆様、お疲れ様でした。2クールにわたって楽しませていただきました。