さくら荘のペットな彼女 #10「キライキライ、ダイスキ」

 イイハナシダナーとは思うけどちょっときれいにまとまり過ぎかな。どれだけ絵が好きでも(というか好きだからこそ)絶望しつぶされてしまうほどましろの才能は圧倒的なんじゃなかったの? なのにやっぱり絵が好きだから和解ですってのはどうなんだという気が。空太が落ち込むこともあるけど才能のあるやつといっしょに何か作るのは楽しいなんて前向きなことが言えるのは、クリエイターを目指してまだ半年足らずの知識も技術も経験も全然足りていないペーペーの未熟な新米だからこそであって、子どものころからずっとましろとつきあい、なまじ半端にましろについていけるだけの力があったリタのましろの才能に対する絶望感ってのはそんな軽いものじゃないと思うんだけどな。まあそのへんをあまりガチにやっても救いのない話になってしまうだけというのはわかるのだけどね。