魔法少女まどか★マギカ #10「もう誰にも頼らない」

 クライマックスの前にキーキャラであるほむらの掘り下げ回。ほむほむ、昔はドジッ子だったのか。ほむらが魔法少女の中では最弱という設定にも納得。もっとも時間停止能力だけで十分チートだと思うが。あと爆弾の威力がものすごく強力というのもあるか。余裕で魔女を倒しているし。ていうか、魔女って爆弾とかで倒せるものなのか? それとも普通の爆弾に魔法少女パワーを込めた特別製とかそういう設定なのかね。ほむらが何度もループするのは、願ったのがまどかを助けることだからまどかを助けるまで何度でもループが発動するようになっている? ほむら個人の能力として過去への時間移動ができるというのはさすがに便利過ぎる気がするので。
 そして最終回で出てくるか、ひょっとして一度も見られないまま終わるかと思われたまどかの魔法少女変身姿がこんなところで見られるとは。魔法少女になったまどかはなんだかやたらとしっかりしているのね。魔法少女にならない場合は内気というかうつむきがちな印象なのに。しかしまどかって魔法少女になってもワルプルギスの夜とやらを倒してしまったら、結局魔女になってしまう運命なのか(何故そういうことになるのかの理屈がいまいちよくわからなかったけど)。とことん詰んでいる状況だな。
 マミさんもひさびさの登場。こんなところでまだ出番があったとは。でも、せっかくのひさびさの登場だったけど、死んでしまったり、魔女になることを知って絶望して真っ先に仲間を撃ち始めたりと、最後は悲惨な結末ばかりなのはやはり魔法少女だから逃れられないことなのか……
 そしてOPの歌詞がすげえええ。今まではあまり作風に合っていないのではと思っていたけど、こうして見るとモロにほむらのことを示していたのか。そのことがわかるこの第10話の最後にOPを持ってきた演出も実に素晴らしい。お見事。