FORTUNE ARTERIAL -赤い約束- #09「眷属」

 あいかわらず孝平が考えなしで呆れてしまう。不老不死になるということは周囲の身近な人と生きる時間がずれることになってしまうというのに、そんなことをろくに考慮しようともせずに「眷属になる」とかいっても全然重みがない。これがもっと瑛里華との関係が深まって、その積み重ねをしっかり描き、苦悩と熟慮を重ねた上で、他のものを犠牲にしても瑛里華を選ぶというならそれなりに感動できるのかもしれないけど、今のところアニメの描写を見る限りではちょろっと一緒に生徒会活動した相手程度でしかないのだから、「またこいつはその場の感情に任せて適当なことを言って」としか思えなかった。あと瑛里華は吸血衝動が強くなっているようだけど、そんなに孝平の血が飲みたいなら飲めばいいじゃないという気が。とりあえず血を吸った相手が吸血鬼化するということはないようだけど、致死量になるほど飲まないと満足できないとか、他に何かそういったデメリットでもあるのか? 顔も知らない相手の輸血パックなら問題ないけど、身近な相手の血を吸うのは抵抗があるとかそういうことなのかね。