バカとテストと召喚獣 #13(最終話)「バカとテストと召喚獣」

 明久たちと別のクラスになりたくないという瑞希の気持ちはわかるが、だからといってわざと0点になってせっかく明久が獲得した再振り分け試験の機会を棒に振るというのはさすがにちょっと印象が悪い。それに明久が学園長に直談判したり、テスト終了後に瑞希が鉄人に書き直させてほしいと頼むのも、いくら真摯な態度をとろうがごねてわがままを通そうとしているだけにしか見えなくてすっきりしなかった。大化の改新や鉛筆ころがしネタなどを拾ってきたのは上手かったと思うし、その他の細かい部分は楽しめたのだけど。
 まとめ。最初はすごく面白く思えて原作にもう一度手を出すきっかけにもなったのだけど、どうも途中から微妙に思える点が増えてしまって素直に楽しみづらかった。たとえば最終回でも上述の通り。とはいえ、もちろんしっかり楽しめた部分もあったわけだし、総合的には見て良かったと思える作品だった。