マリア様がみてる #10「キーホルダー」

　前回までは祐巳が瞳子のことでウジウジ悩み過ぎなのがスッキリしなかったが今回は良かった。他の登場人物の視点を通して描くことで、祐巳の成長がうかがえるのがいいですな。一年生の時は祐巳もお姉さまたちの態度のわけがわからずあれこれ悩んだけど、今度は新しい一年生の乃梨子の視点からすると祐巳の落ち着いた態度のわけがよくわからないというように。祐巳が瞳子のことであまり悩んだ様子を見せなくなったのは、それだけ瞳子への気持ちがより強固なものになり、揺るぎなくなったからかね。