喰霊-零- #05「頑想 -かたくなのおもい-」
今回の話からして黄泉が敵になる原因にはやはり紀之の存在も絡んでくるのか。親に決められた許婚同士で、ぎゃあぎゃあと喧嘩ばかりしながらも(口喧嘩のみでなく互いに容赦なく手を出すので、けっこう真剣にハラハラした)互いに婚約を取り止めにしようとは言い出せないふたりが微笑ましいなあ。しかしこの後の展開を知っているとなんと残酷な……。これってようするに「崩壊することが前提の幸せな日常描写」なわけだし。第2話の紀之は黄泉に何があったのか知っていたのかどうかが気になるところ。
この作品は構成の勝利だよな。普通に前回あたりから放送開始していたらよくあるぬるい退魔アクションと判断されてしまったかもしれないけど、あの衝撃の第1話・第2話があるから、今回のようなコメディ重視の平穏な日常描写も重要なものとして見れるし、後の展開につながる伏線がちらほら見つかるのも楽しめる。
- アーティスト: 茅原実里
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (112件) を見る