CLANNAD #19「新しい生活」

 異性の友人(まだ恋人未満状態……)にうちに来ませんかと誘える方も、その誘いにほいほい乗る方もどういう神経をしているのかと。だいたい家庭に問題があるといったって、問題の大小なんて当人によって違うにしても、べつに虐待があるとかいうわけでもあるまいし。虐待問題があった『ひぐらし』の沙都子編ですら安易にうちに来いよなんて意見は出なかったぐらいだというのに、あいかわらず鍵作品の浮世離れぶりはすさまじい。それにたとえ本音をぶつけ合えない親子であっても、かろうじて同じ屋根の下で暮らしていることでつながりがあったのに、朋也が家を出てしまったらそのつながりすら失ってしまうようで、むしろ逆効果の気が。