GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- #03「シミュラクラ」

 やはりまだ3話目くらいではあの若々しいヒルシャーはなじめないなあ。アクションはしょんぼり。視聴者にもわかりやすい形にしたかったのだろうけど、あんなスローモーションではまるで迫力がなくてまぬけに見えてしまう。最後のトリエラの嘆きの場面もBGMで盛り上げているつもりかもしれないけど、わざとらし過ぎて逆効果の気が。他にも必要以上に暗くしないとか異国情緒を出すとかやりたいことはわかるのだけど、全体的にそのやりたいことに技術が追いついていなかったり作風に合っていなくて空回りしている感じ。突入を決断する時のトリエラとヒルシャーの対応判断を逆転させたり、ピノッキオに妙なペンダントを持たせることにしたのは何のため? 特に後者は今後の展開にも関わってくるだろうから気になる。