School Days 第11話

 原作で誠が光とヤってしまうルートがあるというのは知っているが、途中の過程をすっとばして今回冒頭の時点でいきなりそういう関係になってしまっているのはなんとも味気なくて残念。もはや世界のことは面倒で放置し、来る物拒まずで片っ端から女の子とやりまくる誠はもはや正気の沙汰とは思えん。それが今の状況を招いたというのに、まるで自覚なしとは。世界は世界で、最初のうちこそ誠の浮気と刹那が海外に去ったことで落ち込み、妊娠に気づいて動揺していたものの、いつの間にか妊娠を喜ぶようになり、産む気満々といった様子で、どういう頭の中身をしているのか不気味に思えてくる。誠や世界だけでなく、多少の罪悪感だけで誠と関係を持ってしまえる光も、三人で誠の試し食いをする乙女の取り巻きたちも、この作品に出てくる登場人物はどいつもこいつも狂ってるよなあ。精神的に追い詰められ、つながっていない携帯にぶつぶつ話しかけ続ける言葉の方がまだまともに見えるぐらいだ。