Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 第24話(最終話)

  • 正直にいうと残念ながら不満の残る終わり方だった。
  • ようやく浩樹はエリスのために自分がしてやれることに気づいたのは良かったが、さすがに最終話の前半の終わりでは遅すぎた感が。せめて前回のラストぐらいに気づいていればなあ。
  • ここまできてふられた霧はかわいそう過ぎるだろ。どうも前回からエリスEND推奨傾向があったが、まさか本気で霧を捨ててエリスとくっつくとは思わなかったな。あくまで浩樹とエリスがなくしていたものを取り戻す物語と割り切り、恋愛面に関しては噂されていた誰ともくっつかないENDの方が良かったのでは?
  • ここまできたら理想の終わり方は「浩樹は霧とくっつき、もうそばにいてやれないけど赤色問題に苦しむエリスに最後のエールとして絵を描いて赤色問題克服の手助けをする。エリスは赤色問題を克服し浩樹の思いを受け継いで画家として大成し、霧とくっついて教師の道を歩む浩樹は気が向けば趣味として絵を描いたりするようになっていた」という形かなと思っていたのだが。
  • ようやく描いた浩樹の絵もなあ。エリスの絵と対になっているのはわかるが、正直、なんだこんなもん? って感じだった。聞けば原作では真っ赤なエリスの絵だったそうだが、そっちの方が絶対良かったと思う。
  • シリアスな状況でのエリスと霧と可奈の冗談みたいなすれ違いには萎えたんだが、あんな場面を入れる必要はあったのだろうか。
  • エンディング突入前の朋子の意味ありげな描写はまさか最後に無意味に死なせるとはと悲鳴をあげたんだが、エンディングの描写から察するにちゃんと生き残っていたということでOK?
  • サブヒロインを潔くすっぱり切り捨てることによってメインとなるストーリーがはっきりと際立っていたし、メインとなる登場人物が抱える問題点がはっきりしていてドラマ的にメリハリがあって良かったのに、最後のたたみ方は微妙な作品になってしまったなあ。