サンダーガール!

サンダーガール! (電撃文庫)

サンダーガール! (電撃文庫)

主人公のメイにもライバル役のナナミにもまったく魅力が感じられなくて辛い。というか、イライラさせられっぱなしでストレスがたまった。メイは終始うじうじ悩んでいるだけだし、ナナミは自分の考えを押しつけるイヤなやつだし。そりゃどちらの態度もそれなりの理由があってのこととはわかるが、物語の登場人物として魅力が感じられる部分がまるでないというのは致命的かと。なまじ文章がしっかりしているからなおさらきつい。あらすじから「特別な力を持った戦う少女モノ」というベタな内容を期待して手を出してみたわけだが、アクションは全然盛り上がらないし、どちらかというと心理描写に重点が置かれていて、その心理描写にまったく魅力感じられるものではなくて、期待ハズレだったなあ。